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私の叔母がある日、道を歩いていると、反対側の道路で子供がトラックに轢かれる事故が起きたのです。子供はトラックのタイヤに巻き込まれ、即死だったようです。その後、叔母は高熱を出し、寝込んでしまいました。叔母は「あの子を供養してあげないと、あの子を…」とつぶやいていました。私は、事故現場にお線香をあげ、拝みに行くと、叔母の熱は下がり、徐々に具合もよくなったのです。そして、私が叔母の体を拭いてあげようと服を脱がせた瞬間、私は唖然としました。なんと、叔母の背中にはくっきりとタイヤの跡がついていたのです…。 |
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友だちが出張で、とある地方のホテルに泊まったときの話。深夜寝ているときに「コン、コン」とノックがしたので、音のした窓のほうに歩いていきました。ここは5階、ノックなんて聞こえるわけないのに…と不審に思いながらもカーテンをあけると、そこには血まみれの男の人がへばりついていたそうです。あまりの恐怖に隣の上司の部屋に駆け込み、一緒に見てもらうと、誰の姿もなかったそうです。あまりの不自然さに、フロントに行き支配人を問い詰めたところ「以前ホテルの屋上から自殺をした人がいたそうです。けれど、飛び降りようとしたときにやはり死にたくなかったらしく、壁をひっかきながら落ちていったそうです」とのこと。彼はいまだに救いを求めているのです。 |
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大学の友だちの話。彼は上京したてで、家賃の安いアパートを借りていました。バイトを終えて2時前後にお風呂に入り、洗面所で歯を磨いていると、鏡越しに後ろをスッと女の人が通り過ぎました。驚いて後ろを振り返ると誰もおらず、玄関を見ると、鍵は閉まったまま。「気のせいだ」と思ったそうです。しかし、数日後…お風呂上がりに歯磨きを終え、鏡を見ると、今度は後ろに女の人がいたのです。友だちは恐怖に振り向けなかったそうです。そして、なにより驚いたのは、その女性は下半身が無かったのです。あまりの恐怖に気を失い、気付いた時には朝を迎えていました。後日、霊感の強いサークルの先輩に見てもらったところ、彼女は昔の大罪人で、上半身と下半身を切断されてしまったそうです。彼女は必死で、下半身を探していたのかもしれません。 |
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新聞配達のバイトをしていたときの話。ある家で新聞受けに新聞を入れるとき、家の窓が少し開いていて、中に住んでいる人の姿が見えたので、「おはようございます」と挨拶しましたが、返事はありませんでした。次の日、その家の新聞受けには前日の新聞が入ったままでした。昨日は住人が居たようだったので不思議に思いましたが、また少し窓が開いていて、中にいる人がこちらを見て立っているので、挨拶しましたが、やはり返事はありませんでした。変な人だなと思いながらもあまり気にしてませんでした。そのまた次の日も新聞は溜まったままでしたが、また窓の隙間から住人がぼーっとこちらを見て立っていたので、少し気味が悪かったので、さっさと通り過ぎました。数日後、バイト先の人から話を聞いてゾっとしました。「あそこの家の人、自殺してたんだって、首吊って・・・」と。 |
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友人の先輩が1人暮らしを始めた時のこと。引っ越した夜、ふと人の気配を感じ、窓に目をやると誰もいなかったそうです。その後も同じようなことを繰り返し、さすがにおかしいと思いはじめた頃、いつものように布団に入ったところ異様な寒気に襲われました。なぜだか窓のほうが気になり、勇気を振り絞り、窓に目をやると、髪はボサボサで青白い顔をした女が窓枠に手をかけ、今にも部屋に入ってこようとしていました。「あぁっ、だめだ」と思っていると、すでに気配は部屋の中に入っていました。そして、ゆっくりと布団の周りを歩き回っているのです。必死に「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏……」と何度も何度も唱えました。すると、彼の周りから足音が消え、安心したその時、バサッと布団がめくられ、さっきの女が彼にニヤリと笑いながらさげすんだようにこう言いました。「ソンナコトシテモムダダヨ…」と。 |
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体の弱い妹が危篤との知らせを受けて田舎に帰った時の話です。「最後は自宅で過ごしたい」。そんな妹も希望もあり、自宅療養へ。妹の集めた可愛らしい人形たちを枕元に飾ってあげると顔色も少し良くなったように感じました。しかし、容態は急変…妹が息を引取る直前、私はある人形が気になりました。それは、僧侶の人形でした。お通夜の時、兄にそっと僧侶の人形の話をしたところ、「人形は全てお棺の中に入れたが、そんな人形は見当たらなかった」とか。ただ、兄は容態が急変する前に、眠る妹の部屋に入る僧侶らしき姿をみたとか。あれは、妹を迎えにきた霊だったのでしょうか。 |
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中学生の頃、新しい家に引っ越した時の話です。なんだか家に誰かがいる気がしてました。夜はたびたび金縛りに遭うようになり、気味が悪かったです。ある日、嫌な予感がしたので、電気をつけて寝ていると、やはり金縛りに遭いました。すると窓から物凄い風の音がしたので、怖いながらもなぜか目を開けてしまったのです。すると天井からセーラー服を着た少女が口から血を流して私をにらんでいたのです。あまりの怖さに気を失いましたが、しばらくして家を引っ越してしまいました。 |
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友達から聞いた話です。母子家庭で貧しいながらも、仲良く助け合って暮らしていた親子がいました。娘は家事を手伝い、母は娘を育てるために一生懸命働く。大学受験の時は母が手作りのお守りを娘にプレゼントしました。母親は「お守りは中身を開けると効果がなくなるから開けたらだめよ」と言ったそうです。その後、娘は大学に合格し勉強も頑張って就職。初任給で母へ旅行のプレゼントしたのです。しかし、旅の途中で不慮の事故に遭い、母はこの世を去ってしまいました。唯一の母の形見は手作りのお守りだけ。母はどんな願いを込めてくれたのかと思い、娘はお守りの中を開けてみると、紙切れが入っていました。そこに書かれていたのは…「お前さえいなければ楽な暮らしができたのに。お前なんか死ね、死ね、死ね、死ね…」。 |
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ある男女のグループが旅行に行った時のこと。夜、海辺で花火をしていると、近くにカラオケボックスを見つけました。かなり古びた感じでしたが入ることに。2時間程カラオケを楽しんだ後、お会計をしようとフロントに行くと、さっきまでいた店員がいなくなってました。「ラッキー」と思い、4人はそのまま宿に戻ることに。そして、1人が部屋にあった「思い出ノート」というのを見つけました。読んでみると、さっきのカラオケボックスについて書いてあったのです。「あの廃墟になったカラオケボックスに行ったけど幽霊は出なかった」、「店員と話すと死ぬって」など、ノートを見つけた人は内容がほとんど自分に当てはまると思い、焦りながらも「僕は店員と話したけど、なにも起こらなかったよ」と書込みました。そして次の日、帰る前に何気なく思い出ノートをもう1度開くと、自分の書込みの後に「あんた死ぬね」という1文が加えられていたそうです。 |
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知人から聞いた話です。ある女子高生がバイク事故で亡くなったそうです。その子は、かなりの不良で、死んだことを喜んだ人もいると噂されたほど。しかし、その子の母親はやはり可愛い娘の死を嘆き、毎日生前の写真を見ては悲しみに暮れていたとか。ある日、いつものように娘の写真を見ていると、笑顔だった娘の顔が日に日に変わっていくのに気づいたのです。最後には凄い形相になり、母親は怖くなったので、知人に紹介された霊能者に見てもらうことに。霊能者は、写真を見るなり、こう言いました。「娘さんは地獄に落ちてしまったよ」。 |
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