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ある中学校での話です。校舎の改築で理科室を掃除していた時、古い人体模型が出てきたのですが、クラスの男子が遊び半分にバラバラにしたり、プロレスの技をかけたりして壊してしまったのです。先生は物を粗末にするなと男子を叱り、バラバラになった人体模型を箱に入れて、新しい理科室準備室にしまいました。すると、その日からクラスの男子がやたら怪我をするようになりました。何人かは軽傷だったのですが、ついには骨折する生徒まで出てきて、女子が人体模型の呪いだと騒ぎ始めたので、先生が模型の入った箱を空けてみると、バラバラだったはずの人体模型の右腕と左足だけがキレイにくっついていたのです。怪我した生徒は、右腕と左足を骨折していたのです…。 |
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私は霊感が強く、よく幽霊などを見るのですが、あの日の体験だけは忘れられません。私の家は大変狭かったので、押入れの中で寝ていました。すると、いつものように金縛りに遭い、「あぁ、まただ」と思っていたのですが、その後、耳元でボソボソと女の人の声が聞こえたのです。気持ち悪いなと思いながら、心の中でお経を唱えると、今度は体の上に何かが乗ってくるのがわかりました。重くて苦しくて、必死にお経を唱え続けると、すっと体が軽くなりました。「あぁ、よかった」と思った瞬間、顔に女の人の髪の毛がバサっとかかり、耳元で「チッ」という舌打ちが聞こえたのです。その瞬間に金縛りが解け、飛び起きると枕元に長い髪の毛の束が落ちていました。 |
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当時、中学生だった私。塾の帰り道で時間も遅く、辺りは真っ暗でした。毎日通っている学校の前に差し掛かり、ふと校舎を見てみると、4階の窓から誰かがこちらを覗いているような気配が…。不思議に思って目を凝らしてみると…今度はその人影が、いきなりこちらへ向ってこようと窓から身を乗り出してきたのです。怖くなった私は、慌てて家まで走って帰りました。後日、先生にその出来事を話したところ、実は10年前にその4階の窓から誤って落ちて亡くなってしまった女の子がいたとか…。 |
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大学の友だちから聞いた話です。ある学生がダイビングをしてから家に戻ると、どうも部屋の中に人がいるような気配を感じたそうです。すると熱が出て、具合まで悪くなってきたので、1人でいるのが怖くなり、霊感の強い友だちに電話すると、話し始めてからすぐに「お前今日、何かしただろ?」と聞かれたので、「××へダイビングに行った」と言うと、「あんな戦争で人がたくさん死んだ所でそんなことをするんじゃない」と怒られ、今からそっちに行くから塩を用意しておくようにと言われました。部屋へやってきた友だちがお祓いをしてくれて、一息ついてからこう話してくれました。「怖がるだろうから電話では言わなかったけど、お前の電話の間、『うぅ…うぅ…』って女の声が途切れ途切れに入ってて、やばかった」。 |
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旦那が出張した時の話です。取引先の人たちとお酒を飲み、ほろ酔い気分でホテルに戻るなりすぐにベッドに入ったそうです。深い眠りについた頃、いきなり首を締め付けられているような苦しさを感じ、目を覚ますと、室内に煙草の臭いがしたそうです。自分は煙草を吸わないのにおかしいな、と思いながら電気をつけると、テーブルの上にある灰皿に吸いかけの煙草が……。気味が悪いと思いながらも、火を消そうと煙草をもった瞬間、そこには真っ赤な口紅がベッタリと付いていたそうです。 |
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知人から聞いた話。ある日、昼に人身事故があった駅の近くを深夜歩いていた時のこと。ちょっと気味が悪いな、なんて思いながらも近道だったので、踏切待ちをしていると、駅から回送電車が出てくるのが見えたのです。なんとなく電車の方を見ると、誰も乗っていないはずなのに、1つの車両に人影が見えたのです。回送電車なのになんで人が乗っているんだろう…。そんなことを思っていると、その電車が自分の横を通り過ぎたのです。その時、見えたのです、1つの車両に血だらけの人が大勢乗っていたのを…。 |
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とあるホテルに泊まった時のこと。夜中にコンコンとドアをノックする音が聞こえました。きっと隣の部屋のドアを叩いている音だと思っていたのですが、いつまでたっても鳴り止まず、寝つけなかったので、廊下に出てみようと部屋のドアに手をかけようとした時。その音は自分の部屋のバスルームのドアを叩いていると気づいたのです。怖くなって布団にもぐり込んだまま朝を迎えました。原因はわからないままですが、ドアを開けていたらどうなっていたのでしょうか…。 |
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私が中2の時の話です。私の中学校には、誰も近寄らないトイレがあります。ある日、部活を終えて帰ろうとそのトイレの前を通った時、急に用を足したくなって、しょうがなくそこに入りました。1番奥のトイレだけが閉まっていました。「誰かいるのかな?」そう思いながら、私は用を済ませ、トイレから出ると、まだ奥は閉まったまま。長いなと思いながら手を洗い、ふと鏡ごしにトイレを見ると、閉まっていると思っていた扉が少しだけ開いているのに気づきました。私は何気なく隙間から覗くと、真っ黒の髪の少女がすごい形相で同じく私を覗いていたのです。私は叫びながら外に出ました。その声を聞いた友だちが駆け付け、今あったことを話しました。でも、友だちがトイレに入ると誰もいなかったのです。ただ、あとから気づいたのですが、このトイレは鏡がすべて取り外されているのです。私はあるはずのない鏡に映ったトイレを見ていたのです…。 |
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夏休みのある日、友だちと廃屋にきもだめしに行ったときの話です。そこは、数年前に一家心中があったという場所でした。1人ずつビデオカメラを持ち、家に入るときは「お邪魔します」と言い、全部の部屋をまわった後は「お邪魔しました」と言って帰るルールとしました。その日は何事もなく終えたのですが、後日、撮影したビデオ見ると、なんと一家心中をしたという部屋の部分だけ砂嵐になっていたのです。映像にはかすかに声も入ってました。玄関で「お邪魔します」の後に「いらっしゃい」、そして「お邪魔しました」の後に「帰さない」と。 |
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必ず何か出ると噂される、かつて病院で今は廃屋となった建物できもだめしをした時のこと。現場についた途端、なんとも言えない恐怖に私は動けずにいました。しかし、友だちが「迷信だよ。俺があの窓から顔出して手を振ってやる」、そう言って中へ向かったのです。数分後、窓から手を振る姿が見え、やはり迷信なんだと思っていました。そのうち友だちが1階の出口から姿を見せました。私が「すごいね」と言うと、友だちは「実は入ってすぐに怖くなり、上まで行かずに引き返してきたんだ…」と。じゃあ、私が見たのは? と思い再度見上げると、かつて病院だった建物の窓という窓から私たちに向かって一斉に手を振る人たちの姿があったのです。 |
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