TOP >
エンターテイメント > エアギター世界チャンピオン、音楽通でお馴染み よしもと芸人ダイノジが初登場
|
エアギター世界チャンピオンである大地洋輔、巧みな話術や笑いのセンスで雑誌のコラムなどで活躍している大谷ノブ彦。そんな、お笑いのみならず、様々な分野で活躍するお笑い芸人「ダイノジ」。そんな「ダイノジ」には、もう一つの顔がある。実は「業界に影響を及ぼす存在」と称されるほどの音楽通なのである。今回のUside(ユーサイド)では、そんな「ダイノジ」の素顔から最新音楽情報、有名アーティストとの交流まで、これぞ「ダイノジ」という話を聞いてきました!
撮影:杉山正直
協力: よしもとクリエイティブ・エージェンシー≫ |
ボケ:大地洋輔(写真左)、ツッコミ:大谷ノブ彦(写真右)
1994年コンビ結成。オーソドックスな漫才、音楽を使った不思議なコントなど、知的なナルシストキャラ大谷がネタを書き、動きにキレのあるデブキャラ大地が幅を広げる笑いには、漫画家やミュージシャンにもファンが多く、ライブは常にソールドアウトするほど。
|
——何かと音楽に関わる仕事が多いダイノジのおふたりですが、きっかけは?
大地:実は、芸人人生でどん底になったことがあって・・・。
大谷:そうそう、かなりどん底でした(笑)。ちょうど6年ぐらい前かな、当時、「俺たちは売れる」って過信してた時期だったんですよ。毎週のように深夜番組に出てたし、漫才師なら誰もが夢見るM-1の決勝の舞台まで進むことができたり。調子が良すぎて、かなり天狗になってました(笑)。でも、M-1の決勝で、ネタ忘れて大スベリ・・・。年が明けたら、仕事がゼロになったんです。
大地:本当にショックでしたね。でも、そんなどん底の僕たちに、ケツメイシさんが大ヒットとなった名曲「涙」のPV出演のオファーをしてくれたんです。以前に、大谷さんがケツメイシさんの音楽に感激して、彼らのBBSにかなりの長文を書き込んだのがきっかけなんですけどね。
大谷:ケツメイシさんがこの書き込みのことをずっと覚えてくれていて、「ダイノジじゃなきゃイヤだ」と言ってくれたんです。すると今度は音楽番組の司会の仕事が入ってきた。でも、やっぱり勢いが足りず続けられるか悩んでいたら、ゲストに来ていたthe pillows(ピロウズ)の山中さんが、「解散を考えたことあったけど、メンバーの人間性を嫌いになってもメンバーが奏でるプレイは嫌いになれないから続けてこれた」と話してくれて。その時に、売れる売れない関係なく、アーティストも芸人も相手を信じてやり続けることが大切だって思えたんです。 |
|
大地:正直、初めはアーティストさんにどうやって接していいのか分かりませんでした。僕らは、お笑い芸人だから、急に真面目になるのもおかしいし、だからといって悪ふざけするわけにもいかないし…。だけど、アーティストも芸人も同じなら、僕らなりに音楽について語ろうって腹をくくりました。
大谷:そういう俺らの話にアーティストの方々も共感してくれたんですよ。そこから同じ“芸”の人として向き合えて、絆を深められたわけです。今では、アジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)の後藤君なんて、草野球誘ったら始発で来てくれます(笑)。 |
|
——2月に3回目となる「DIENOJI ROCK FESTIVAL3」が開催されますが、この「ダイノジフェス」にしかない魅力とは?
大谷:やっぱり、出演者ですかね。ビークル(BEAT CRUSADERS)、バックドロップボム、ソウルフラワーユニオン、キャプテンストライダム、theARROWSなど、幅広い世代のアーティストが揃います。
大地:僕も憧れだったバックドロップボムの出演が決まった時は、本当に感激しました! 最初は、吉川晃司さんにオファーしたけど・・・、ダメでしたからね(笑)。
大谷:俺たちは、見たいと思ったらとりあえずオファーします。だって、吉川晃司と若いロックバンドとのセッションなんて絶対見てみたいじゃないですか! こういう感覚は、俺らだからこそ生まれると思うんですよ。流行り廃りも、大物もインディーズも関係なく、ただ「いい」と思うアーティストを集めて、オールナイトで楽しむ。これが「ダイノジフェス」の魅力です。もちろん、俺たちや若手芸人も参加します。
——音楽とお笑いが楽しめる凄いイベントですね!
大地:アーティストをいじらせたら僕たちに勝てる芸人はいません(笑)。お客さんはもちろん、出演者全員が楽しんでくれます。
大谷:ここだけの話、ダイノジフェスの出演者のメリットは、「会場名物のカレー食べ放題」と「楽屋で芸人のネタ見放題」という質素なものなんですけどね(笑)。
——今回は、アフターパーティもあるとか?
大谷:オールナイトイベントであるダイノジフェスに参加したくても出来ない人や、フェスに関わってくれたスタッフ、出演者を労うために企画しました。このアフターパーティは、銀杏BOYZ、SION & BUN MATSUDA、Theピーズ、野狐禅など、本イベントに負けないぐらいかなり渋いメンツが盛り上げてくれます!
大地:あと5月に、アフターパーティに出演してくれる銀杏BOYZと一緒に焼津で野外フェスも開催する予定なので、こちらも是非チェックして欲しいですね! |
期日:2008年2月 8日(金) 18時開場 19時開演
2008年2月10日(日) 15時開場 16時開演
※両日ともにオールナイト公演のため、18歳未満入場不可
会場:両日ともに川崎・CLUB CITTA’
チケット:前売4,000円/当日4,500円(ともに1D別500円)
チケットぴあにて発売中!
[ARTISTS] SION & BUN MATSUDA/銀杏BOYZ/野狐禅/Theピーズ 他
[opening act] DALLAX
[DJ・芸人] ダイノジ/六本木カレーボーイズ 他
期日:2008年2月11日 (月) 15:30開場 16:30開演
会場:川崎・CLUB CITTA’
チケット:前売4,000円(1D別500円)
チケットぴあ・ローソンチケットにて発売中!
|
|
|
毎週火曜日 21:00〜21:55生放送
全国12局ネット(FM青森・FM山形・ふくしまFM・FM栃木・FM長野・岐阜FM・FM山陰・FMおかやま・FM山口・FM香川・FM宮崎・FM鹿児島)
|
——1月からスタートしたラジオ番組「スクールナイン」でも音楽の話をされているとか?
大谷:ラジオは、テレビの延長にはしたくないと思ってます。といっても、昔から「芸人がゆっくり語る」ラジオ番組には憧れてました(笑)。ただ、それは俺たちじゃなくていい。「俺たちがやって一番面白いこと」をしなくては意味がないですから。音楽のことなら、どの芸人よりも絶対に面白く話せますから!
大地:あ、今の僕が言えって言ったんです(笑)。
——(笑)。そんな大地さんの家族ネタも飛び出すとか?
大谷:大地は、笑いの神の子ですから! それぐらい大地家の人々は変なんですよ。
大地:母親の勝負服は、でっかく「夢」って書かれたTシャツにちっちゃな般若のブローチなんです(笑)。
大谷:大地の嫁さんも変わっているんですよ。オムライスにケチャップで「SOS」って書きますからね(笑)。
大地:本当におかしいんです。こないだなんて、夫婦喧嘩した後に風呂入ってたら、いきなりコップ1杯の水を掛けてきて「ざまーみろ!」って叫んで去っていったんです。シャワー浴びてるから、完全に意味ないのに。
大谷:でも、やっぱり大地本人が一番変ですね。以前こっそり大地の携帯電話のメモリーの俺の名前を全部“エルトン・ジョン”に変えて、電話かけてみたんですよ。そしたら、「ヘロー」って大地が出て(笑)。
大地:僕も驚きましたよ! いつエルトン・ジョンと番号交換したかなって。
——そんな二人は中学からの同級生ですよね? やはり二人とも面白い子供だった?
大地:いやいや。大谷さんはめちゃめちゃ暗かったですよ!
大谷:俺、引きこもりだったんです。まさに「ニートと(大地さんを指差して)ミート」だったんですね(笑)。
大地:やかましいわ!! |
|
|