TOP > エンターテイメント > 吉永小百合、山田洋次監督がタッグを組んだ話題作「母べえ」の記者会見レポート 浅野忠信も登場
吉永小百合と山田洋次が30年ぶりにタッグを組み、第58回ベルリン国際映画祭の出品にも決定した超話題作『母べえ』が1月26日に遂に公開! 今回、Uside(ユーサイド)は豪華キャストが勢揃いした記者会見を完全レポート。物語のみどころはもちろん、爆笑の撮影エピソードも飛び出した。 協力:松竹≫ |
『母べえ』は、数々の黒澤映画に、撮影の全行程を記録するスクリプターとして参加していた野上照代の自伝的小説を映画化したもの。公開に先立ち、昨年12月11日には映画の完成を記念して、原作者の野上照代をはじめ、山田洋次監督、主演の吉永小百合、浅野忠信、笑福亭鶴瓶、坂東三津五郎、檀れい、志田未来、佐藤未来らが勢揃いし、記者会見を行った。この中で野上照代は、「つたない日記をこのような素晴らしい映画にしてもらい、本当に感謝しています。作品を通して、あの頃は気づかなかったことを知り、今さらながら父を尊敬する思いを強くしました」などと語った。 | |
映画「男はつらいよ」以来、30年ぶりにタッグを組む 吉永小百合と山田洋次監督。 |
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日本を代表する大女優・吉永小百合。実に30年ぶりとなる山田洋次作品出演にあたっては、演じる役に不安があったのだとか。それは、実際の自分の年齢に対し、二人の娘が幼すぎること。「私のような年齢を重ねている者でいいのか」と問う吉永小百合に、山田洋次監督は「あの時代の母親はみんな疲れていたから」と答えたという。これを聞いた吉永も「すぐに納得してしまいました(笑)」と。こんな出演の経緯に会場も爆笑に包まれた。 |
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厳しい時代を懸命に生きる強い母を演じ切った吉永小百合。 | 吉永小百合:母親になったことがないので、本当の意味では分からないのかも知れません。現代の母親は、子供を抱きしめることが少ないのではないかと思います。「母べえ」の時代の母親は、厳しい中で忙しく働きながらも、子供との触れ合いを大切にしていたはず。演じる上でそれも意識しましたね。
——あなたは、家族のぬくもりを覚えているだろうか。厳しい時代の中、何よりも親と子がお互いを信じて、愛し合い、そして生き抜いた「家族」をテーマにした『母べえ』。親が子を、子が親を殺してしまう悲しい事件が多発する現代社会に真の愛を伝えてくれる作品である。 |
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