TOP > エンターテイメント > 可愛い女性が痴漢を逮捕?! 壮絶なバトルの全貌が明らかに!
か弱き乙女たちに絶対読んで欲しい本がある。『女子魂。<じょしこん。>』——。著者である風香さんが体験した痴漢被害、そして100日間にも及ぶ独自の捜査の末、自ら犯人を捕まえるまでを綴ったドキュメンタリー本である。今週のUside(ユーサイド)は、『女子魂。』著者の風香さんを直撃!
撮影:代 和佳子 協力:講談社(MouRa)≫ プラファー≫ |
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10〜30代の女性100人を対象にアンケートを行った結果、約8割の女性が痴漢、ストーカー、レイプなどの性的な被害に遭ったことがあると答えた。特に多いのは、やはり電車内での痴漢被害。次いで、人通りの少ない夜道で、という回答が続き、エレベータやトイレといった密室、公園なども。ところが、これだけの女性が被害に遭っているにもかかわらず、犯人撃退法を知っている人は2割以下。しかも、被害を警察に通報する人は5割に満たず、ほとんど泣き寝入りしている現実が浮き彫りに! | |||
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——「女子魂。」に綴られた痴漢体験について教えてください。 風香:マンションの駐輪場で自転車を止めていると、男の人が後ろにいて、その後もずっと付いてきて、初めは同じマンションの人かなとも思ったのですが、その後、いきなりスカートの中に手を入れられ、階段の踊り場で押し倒されたんです。なんとか反撃して未遂で終わったのですが、事件の後は背後に人がいるだけで怖かったですね。執筆中も思い出すのが辛いときもあったのですが、多くの人にこの思いを伝えたい一心で書きました。 ——Usideの調査によると、女性の8割が性犯罪の被害者となっています。風香さんも日ごろから、性犯罪について意識していましたか? 風香:これまで痴漢に遭ったことがなく、まったく意識していませんでした。自分は大丈夫と、決め付けていたので、露出の多い服も着ていたし、かなり無防備でした。 ——痴漢被害の原因はさまざまだと思いますが、被害者側が気をつけておくべきことはありますか? 風香:ミニスカートなど露出の多い服は、相手を刺激してしまうかも。だからといって、痴漢行為をしていいわけではないですよね。 ——被害後なにか気をつけたことはありましたか? 風香:やはり、服装には気を使うようになりました。露出する服をなるべく避けたり、スカートではなくパンツにしたり、上着のチャックを全部閉めたりなど。最近は、ミニスカートを履く日にジャージを持ち歩いてます。時間が遅くなったら、駅で着替えて、汚い格好で家まで帰ってます(笑)。 |
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——大半の女性が被害に遭っても泣き寝入りしているようですが、風香さんは、なぜ警察だけに任さず、自ら犯人逮捕しようと思ったのですか? 風香:凄く悔しかったからです。もし私が泣き寝入りをしてしまったら、この犯人はまた同じことを繰り返すはず。同じ犯人から新たな犠牲者が生まれたら、私のせいだと思ったので、絶対に捕まえると心に決めました。自分で捕まえようと思ったのは、取調べの時に似顔絵を作成してくれたのですが、いまひとつ似てなくて・・・。これだけを手がかりに捜査しても捕まらないのでは、と思いました。犯人の顔を正確に分かっているのは私だけ。だったら自分で捕まえればいいと思いました。 ——ご自身でパトロールしたとか? 風香:初めは、普段着で自転車に乗って近所を見回っていたのですが、やはり事件のことがトラウマになって知らない人に声を掛けられると怖くなってしまって。そこで、次は声を掛けられないように変装してパトロールしたのですが、今度は自分が変質者に間違えられて(笑)。最後は、女性らしい格好をして、兄(現役プロレスラー)に後ろから見張ってもらいました。いわゆる、おとり捜査ですね(笑)。 ——よく犯人を発見できましたね。怖くはなかった? 風香:例の似顔絵をこっそり写メールをとってて(笑)、毎日、それを見てイメージトレーニングしていました。最初は、暗いところでみると怖かったのですが、時間が経つにつれて、怖さよりも憎しみのほうが強くなっていましたね。犯人を発見した時は、3ヶ月も経っていたし、「絶対勝てる!」と思い込んでいたので、怖くなかったです(笑)。 |
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壮絶バトルの全貌! | 痴漢撃退少女の正体とは?! |