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175R10周年の歴史や代表作「空に唄えば」についてなど
2007年10月に結成10周年イヤーに突入した175R。昨年はこれを記念した47都道府県ツアーを行い、全国のファンに感謝の気持ちを伝えた。インディーズからスタートし、メジャーデビュー、そして一躍トップアーティストの仲間入りを果たすなど、突っ走ってきた175Rだが、今後はどう進んでいくのか? ボーカルSHOGOがバンドのこと、そして音楽について、Uside(ユーサイド)で激白。 | |||||||
——10周年を振り返ってみて、一番の思い出は?
——SHOGOさんにとって、175Rというバンドは?SHOGO:メジャーデビューは、通過点だと思っていたけど、夢だった『日本武道館』でライブをしたときは、感動した。でも、地元・福岡でのファーストアルバムのツアーファイナルは特に忘れられない。福岡にドリカムやミスチルなどのトップアーティストのみがライブできる、『海の中道海浜公園』という、音楽やっている奴らの聖地みたいな場所があって、初めて地元の友達を招待して。そのグループは俺がステージに立っていても、地元の友達が歌っているくらいの軽いイメージだから、会場で全く空気読んでなくて。だから、ステージから見てもどこにいるかが、すぐわかって。そこで「空に唄えば」を歌って、友達が視界に入った時には、感極まりましたね。 ——「空に唄えば」には特別な思いがあった? SHOGO:この歌は、東京に出てきたばかりの毎日忙しい中で、地元の仲間に向けて書いた曲で。「僕は上京するけれど、仲間とは一生の付き合いだし、俺らはいつまでもあの頃と変わらないよな。俺のこの気持ちは、東京からでも、空に唄えば遠くにいるあいつらに届くかな」という。だから、聖地のステージから奴らに直接歌えたときは、自然と涙が流れましたね。 SHOGO:メンバーは家族。本当に感謝している。実際、家族より長い時間一緒にいるし。しかも、もともと知り合いではなく、僕の友だちのツテで集まって、バンド組んでから、性格や音楽ルーツを知って、友達になって。わがままな僕は、振り回したり、勢いで行き急いだりするけど、そのペースに付いてきてくれて、心から「ありがとう」と言いたい。結局、175Rも「青春パンク」を歌うバンドと称されるけど、このバンド自体が、僕にとっての青春そのものなんだよね。青春なんて言葉にするのは、ちょっとおこがましいような気がするけど。 ——今後175Rはどこへ向かう? そして自身は10年後にどうなっていると思いますか? SHOGO:最も大きな目標は、代表曲「空に唄えば」を超える175Rのヒット曲を作ることかな。同じような勢いのある曲じゃなく、バラードとかで新鮮な感じが出せたら最高だな。僕はね、26歳以降の自分が、見えてなかったんですよ。憧れの尾崎豊さんが死んだのが26歳の時で、その人の年齢を2歳超えて今年28歳……考えていなかった年齢になって、未知の領域だなって気がしています。あと10年生きていたら、伝説のミュージシャンにはなれないかな(笑) でも、「空に唄えば」は、キーがすごい高くて、勢いが必要で、顔を真っ赤にして血管浮き出しながら歌うんですけど、38歳になっても歌えるようにしておきたいですね。 |
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——SHOGOさんにとって音楽とは? SHOGO:矛盾しているように聞こえるかもしれないけど、「生き様」であり、「娯楽」でもありますね。歌詞を書くのは、心の思いを文字にする作業だから「生き様」みたいなものが必要。その半面、音楽がなくても生きていけるから「娯楽」とも言える。人間が生きていくための3原則「衣・食・住」に「音」はないでしょ。考えてみれば、ただ単に音楽が大好きで、カラオケが大好きで、たまたまデビューできて、俺は運があっただけなんだよね。もちろん、聞かれれば、「新しい曲について」とか「音楽について」とか、それっぽく答えるけど、むしろ、俺らの歌を聴いてくれる人がいて、こうやってUside(ユーサイド)が取材に来てくれて、本当にラッキーだなって思ったりもする。でも、ライブで歌っているときは、ファンやバンドのメンバーと「一生楽しい時間を共有して行ってやるぜ!」と、いう強い気持ちだけはありますよ。 ——どんな音楽を伝えていきたい? SHOGO:音楽は「娯楽」なのだから、希望がないとダメだと思う。熱いストレートなメッセージは恥ずかしいという雰囲気もあるけど、僕は今後もずっと、そしてもっと“ド”ストレートな熱い希望のある音楽を作っていきたいです。 |
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新アルバムを語る | 175R 10周年を激白 |