
TVドラマで高視聴率を誇った大奥がスクリーンに登場! おなじみの、女のエゴがぶつかり合うドロドロのストーリー展開は健在だが、今回の映画版の最大の魅力はTV版とは一味違った「究極のラブストーリー」!? あの時代ならではの大奥という物凄〜い世界で、どんなラブストーリーが展開されるというのか?? 少し怖いかも…。

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江戸城「大奥」——。トップクラスの女性のみが集い、女性が唯一無二の最高の待遇と権力、そして煌びやかで贅沢三昧な生活を手にすることができる憧れの場所である。大奥の女性たちは、今で言うセレブに近い存在であり、最先端のファッションもここから発信される。ただし、外からみれば、「憧れの場」も、その状況は唯一の男子である将軍の寵愛を得んがため、女性たちの愛憎、見栄、陰謀が渦巻く容赦なしの地獄である。しかも、何千人という大奥勤めの女性に対し、大奥に出入りできる男子は、将軍ただ1人。女性たちが満たされるはずがないのである。映画「大奥」は、そんな時代背景で起こってしまった最大のスキャンダル「絵島生島事件」を取り上げたもの。その事件の張本人を仲間由紀恵が演じるのである。
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女のエゴがぶつかり合う「大奥」に平穏など存在しない。今回の映画「大奥」でも、女の闘争が毎日のように繰り広げられているが、少々勝手が違うようだ。徳川六代将軍・家宣の死後、徳川七代将軍に就いた家継は、物心もまだつかない幼子だったからである。家継の生母である月光院(井川遥)は、側室でありながら将軍の生母としての権力を握る。そして、同じく大奥の総取締に絵島(仲間由紀恵)が就任。若く聡明な絵島は、女中たちにも人気が高い。半ば権力を奪われた元将軍の正室である天英院(高島礼子)らは、彼女たちを目の敵にする。そんな緊迫状態の中、月光院と家継の後見人である間部詮房(及川光博)が恋仲にあるという噂が天英院の耳に入る。そして天英院が放った恐ろしい刺客は、月光院から、やがて絵島へと矛先を変えていく・・・。
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2006年12月23日(土)より全国東映系で公開中 URL:http://www.oh-oku-movie.jp/site.html
監督:林徹 脚本:浅野妙子 出演:仲間由紀恵 西島秀俊 井川遥 及川光博 杉田かおる 浅野ゆう子 松下由樹 高島礼子 他
