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Lesson1 すれ違いの原因見ぃ〜つけた!! こんなに違う!オトコとオンナの発想法
話を聞かない男、地図が読めない女って知ってる?
『話を聞かない男、地図が読めない女』(アランピーズ、バーバラピーズ著、藤井留美訳/主婦の友社刊)という本を読んだという人も多いのではないでしょうか。脳科学やホルモンの観点を交えつつ、男女の発想や考え方の違いを、身近な行動パターンを例に挙げながら解説した一種のハウツー本で、絶妙に言い表したタイトル効果もあって、2000年代初頭に日本でも大ベストセラーとなりました。
男は「バター」の文字を探し、女はバターそのものを見つける 男は「バター」の文字を探し、女はバターそのものを見つける
冷蔵庫の中のバターを見つけられない夫。「あるはず」と主張する妻。それでも夫がブーブー言いながら探し続けていると、業を煮やした妻が、冷蔵庫を覗き、「はい、どうぞ!」とバターを差し出す。キョトンとする夫……。バターそのものではなく、「バター」という文字を探してしまう男の性(さが)が原因とか。
この本がヒットした当時よく聞かれたのが、夫や彼氏に読ませたいという女性の声。同書で挙げられた具体例には、どちらかというと夫婦を前提にしたものが目立ちますが、結婚前の男女のシチュエーションに置き換えても十分当てはまるケースも少なくないため、幅広い層から支持を集めました。
もちろん、こうしたケースは日常的な行動の一端を示すものです。ただ、恋愛関係の破滅にまで及ぶような重大な局面も、実はこうした何げない行動のすれ違いが根本原因となっていることがままあります。男女の発想の違いをあらかじめ理解しておけば、いらぬ感情のもつれや、恋の破局につながるようなすれ違いも避けることができるのです。では、もう少し具体的な例で考えてみましょう。
▼実例をチェック
「似合うよ」は「帰りたい」!? 違う まったり?大人になった? ★変化への評価が正反対!?

A子さん(20歳)学生/大阪在住

 

バイト先の社員だった彼氏(25歳)と半同棲中の女子大生。彼はすでに社会人として一定年数の経験があるだけに、まだまだ自立し切れていないA子さんにとっては「頼もしいし、毎日の生活も新鮮です」。でも、最近、「言っていることとその後の行動が一致していないんです」と表情を曇らせます。

B子さん(23歳)OL/首都圏在住

 

普段は大手メーカーの都内の支店に自宅から通う一方で、週末や飲み会で遅くなった平日は、都心で一人暮らしをする彼氏のもとに。ただ、短大時代に知り合って以来、交際期間が4年目を迎え、「なんだかまったりした関係だな〜と感じる今日この頃」とか。

★A子さんの言い分
「同棲といっても、彼は帰りが遅いので、いつも二人で居るっていう感覚はなく、むしろ週末にデートや買い物に出掛ける生活です。ただ、“似合う”と言ってくれて買った洋服を後で“派手過ぎる”とか、色々ふたりで決めてお部屋のカーテンを買いに行ったのに結局“今いち”の一言で止めてしまい、数日後には同じようなカーテンを買ってきたり……。その時はっきり決めてよ!と思うんですよね」
★B子さんの言い分
「もともと何かと意見が分かれることが多く、今でも多少の食い違いはあるものの、議論になることはまずありません。それはそれで幸せなことなのかもしれないと思いつつ、最近は初めから話し合う雰囲気さえなく、どちらでもいいって感じ。緊張感のようなものがなくなってしまったなぁ〜」
結論を明確に伝えようとする女性と、色々と絡む事情に配慮した男性の発言。同じ言葉で言いたいことが違ってくるというのは男女間の発想の違いの典型です。そもそも男性はでデートの手段として女性のショッピングに付き合いますが、実際には女性の買う物自体に興味はありません。
同じ行動や行為を繰り返すことを「マンネリ」と嘆く一方で、こうした落ち着いた方向の変化に対する評価は、男女間に違いが出てくるのが一般的です。平均男性の多くは比較的早期にこのような境地に達するのに対して、女性の場合は、社会的な重圧が少ない若い頃はなかなか受け入れることができないとされています。
実際、B子さんの彼氏は最近の関係についてこんな風にコメントしています。「以前は彼女が泣いたり、怒ったりした挙句、結局、ボクが折れるというパターンは多かったですね。ただ、最近の彼女にそんなこともなくなりました。お互い大人になったということでしょう」。
男性が「似合う」と言ったのは、おそらくA子さんのショッピングに飽きてしまっていたから。カーテンが“今いち”だったのは、デザインよりもむしろ値段だったのではないでしょうか。要するに、「似合う」「今いち」にはそれぞれ、「もう帰りたい」「高すぎる」といった意味が込められていたというわけですね。
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