女性の流行ファッション・ビューティーマガジン
——ほかにどんなところがいづみと似ていると思いましたか? 吹石一恵 一人で突っ走るところ、かな(笑)。ここ数年、私のテーマのひとつが、「思い立ったら即実行」。例えば、お買い物のスローガンは、“買わずに後悔するよりも、買って後悔しろ!”なんです。“今度でいいや”って物事を後回しにしないようにしています。私、本当はフットワークが良くないんですよ。お休みの日は家にいることが多かったのですが、ある日、“自分には仕事以外になにも興味がないなぁ。仕事は大好きだけど、それだけじゃつまらない”って思ったんです。
——では、勢いに任せて行動して、失敗した! ってことも? 吹石一恵 やらずに後悔するより、やって失敗したほうがまだいい。もしかしたら若気の至りを探しているのかも(笑)。年をとったときに“私も、若い頃はいろいろあったのよ”なんて言うのも良いかも(笑)。でも今のところ、なかなかそう思うことがない。なんだかんだ言っても、根は慎重なんでしょうね。そんなところも、いづみと似ているかもしれませんね。
——昨年、オリンピックで大注目されたカーリング。実際にやってみた感想は? 吹石一恵 やる前は“ボーリングに似てるのかな?”って思っていたけど、実際やってみたら駆け引きなど、考えることがたくさんあって、頭脳戦なんだなって感じました。凄く面白かったですよ。
——ユニフォームは超ミニスカート。防寒対策が大変だったのでは? 吹石一恵 去年も寒い時期に仕事で一ヶ月ほど北海道にいたので、寒さ対策は上手なんです。スタッフさんや共演者の方々に、「衣装さんに頼らなくても防寒対策バッチリだね」って言われたんですよ。ポイントは重ね着。自分で薄手の服をたくさん持っていって、何枚も重ね着するんです。アウターにも響かないし、分厚い生地の服よりもかなり効果的なんですよ。特にユニフォームは、スカートが短いしラインも出やすいので、綿密に計算しました。映画を観てもらうときに、絶対可愛いデザインのほうが楽しいですからね。上下共に重ね着しまくって乗り切りました(笑)。
2007年『素敵な夜、ボクにください』製作委員会
監督:中原 俊 出演:吹石一恵 キム・スンウ 他 2月24日(土)シネマート新宿 シネマート六本木 シネマート心斎橋 他全国順次ロードショー